2009年7月30日木曜日

マニフェスト [manifesto]について

いよいよ自民党からマニフェストが発表される。
前回選挙でも自民党は「マニフェスト」を出している。
その「マニフェスト」でどれが実現できてどれが実現できなかったかの検証をする必要がある。
その検証もせずに新たな「マニフェスト」を出す自民党は信用できないと有権者は考えるであろう。
やりますと言いながらやらないのでは有権者を馬鹿にしたものであり「やるやる詐欺」である。
マニフェストについては特に与党の責任は大きい。
マニフェストを掲げて選挙で与党になったのだから、当然である。
4年前の選挙で自民党が掲げた「マニフェスト」の検証をすることが今一番必要なことである。

マニフェスト [manifesto]をネット辞書で調べると下記のように説明されている。
(1)宣言。声明書。檄文(げきぶん)。
(2)特に,共産党宣言。
(3)政策綱領。イギリスの選挙で政党から公表されるもので,具体性を欠く選挙スローガンや公約と異なり,政策の数値目標,実施期限,財源などを明示する。

2009年7月22日水曜日

自民党ぶっ壊し解散と命名

小泉純一郎代議士は、「自民党をぶっ壊す」と叫んで、自民党の総裁になり、郵政民営化すれば、日本は全てうまく行くとのマニュフェストで、4年前の衆議院選挙で大勝した。
結果は、「ぶっ壊す」どころか自民党を延命して安倍・福田・麻生の3人が総理となった。
安倍総理は郵政民営化に反対して自民党を追われ、刺客を送られたが無所属で当選した議員の自民党への復党をしたことにより支持率を落とし、また、任命した大臣の不祥事など特に「ばんそうこう」大臣の出現で支持率を急落させ、満身創痍の中、辞任をした。次のバトンを受け取った福田総理も、大連立構想ですったもんだの挙句、記者会見で記者の質問に「私は、第三者的に物事を考えられる。あなたとは、違うのです」などと迷言を吐いて辞任した。
その次の麻生総理は、「総選挙の顔」として選ばれたはずなのに優柔不断が災いして、解散のチャンスを3回も逃してしまった。今回の解散は、「麻生おろし封じのための解散」である。
自民党衆参両議員懇談会で、麻生総裁は「戦うには一致結束することが必要」と言って、昨日まで、麻生おろしを画策していた中川元幹事長と握手をし、「麻生には徳性」がないと言ってはばからなかった武部元幹事長も「麻生総理総裁の下、選挙戦を戦う」を言い出す茶番を演じた。
自民党は、バンザイ岬にまっしぐらの集団自決選挙戦の様相をしてきた。
「自民党を再構築する」と言う麻生総理が起こしたこの解散は、「自民党ぶっ壊し」となるであろう。

2009年7月21日火曜日

遂に解散!

麻生首相のブレまくりにより、何度となく解散の時期を逃し、最後には、自民党内での「麻生おろし」を封じるための解散ですね。
都議選の結果を見ても、自民には寒風吹き荒れる中での解散ですね。都議選は、小選挙区=1名区から8名区までの選挙ですから自民党も議席をある程度確保できたが、衆議院選挙は小選挙区と比例です。このままいくとほとんどの小選挙区で、自民は議席を失うことになりますね。オセロゲームです。
負けることが判っての解散ですから巷では「やけっぱち解散」などと言われるでしょう。また、麻生おろしを思いっきり非難していた、津島派の領袖である津島雄二代議士は、あっさり「白旗」を挙げての引退発表です。自民党から見れば“敵前逃亡”ですね。津島代議士は役人出身ですね。役人は泥を被らないのです。「やりたいことをやって、言いたいことを言って、あとは知らん顔」これが役人の鑑なのです。このような人物が自民党では何十人と幹部で闊歩しております。第二の津島が出てくるでしょう。晩節を汚さないために。

民主党が政権を取るでしょう。鳩山由紀夫総理が誕生するでしょう。それでうまく国会が動くでしょうか。
手負いの「自民党」が黙っていないでしょう。
鳩山総理の「故人献金問題」追及を第一に国会で行います。
100年に1度と言われる経済危機もなんのその、今まで言ってきたこととはま逆な「政策よりも政局」とばかり自民党はシャカリキにやりますね。
なぜなら、政策には自民党は無関心だからです。ほとんどの政策は役人が作ったものだからです。

どこかの宗教ではないが、自民も民主も「目覚めよ!」ですね。
このままいくと、国民はほとんど政党不支持になります。選挙の原点である「人物本位」で選ぶ選挙になるのでしょうか。それには国民の側に、「眼力」が必要となります。

私も少なからず、議員さんとの付き合いをしてきました。国民的な政治家と言われる中には、富士山のような人がおります。遠くで見ていると気高くかっこよくても、近くに行くとゴミだらけという人もおります。
また、地道なぶれない言動で政治家として活動している代議士をおります。そのような人とは長いお付き合いができます。
どの政治家が、本当に国民を幸せにするかを見極める「眼力」が国民に求められているのです。

マスコミに作られた政権はマスコミにより叩かれ潰されます。マスコミはそれが飯の種だからです。

2009年7月7日火曜日

性善説の落とし穴

役人は悪いことをしない。お医者様も悪いことをしない。これは、残念ながら昔の話。
役人は悪いことはしないとの前提で、国家公務員法、地方公務員法ができている。
役人の悪事は、紙面を賑わしているが、今回、何年かぶりに悪徳医師が摘発された。
お医者様は悪いことをしないとの前提で、診療・手術したあとのチェツク体制が全くないことに目を付けての診療費詐欺事件である。診療費支払いのシステム変更が急務である。

性悪説に立脚した法律は刑法である。民は、悪いことをするものだとの考えで作ったものだ。
この頃では、役人(地方公務員、国家公務員)の中でも、制服組と言われる、自衛官、警察官はもとより、裁判官までハレンチ罪などの刑法に問われる事案が続出している。

性善説に立脚している全法律の見直しが急務である。
その見直しをする仕事は、国会議員の仕事である。
若い国会議員に期待しよう。

2009年7月4日土曜日

政治不信極まれり!

日本の政治に対する国民の目は戦後64年の歴史の中で一番厳しい状態と言える。
それは時の政権が国民から見放されれば、次の時代を担うリーダーが出現して国民はそれに期待をする。ポスト麻生がいないのである。人材は枯渇している。

麻生政権に対しては国民の3分の2がノーである。その分、民主党に期待が集まるかと言うと、鳩山代表の「故人」献金問題でそれに対する説明責任が不十分と考える国民は80%とのこと。「いやはや」である。

国民は、どのような判断をするのか。それでも自民党か?それでも民主党か?あるいは第3の道か?
その判断で、日本の幾末は決まる。地獄か、天国か。